家庭・教育
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中学生の子どもに選択を任せて、親の不安が残る理由

natsume_minori
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子どもに選択を任せたはずなのに、

なぜか気持ちが落ち着かない。

中学生の子どもが、

進路や学校、部活、塾について

「自分で決めたい」と言い出したとき。

親としては、

本人の気持ちを尊重したいと考え、

できるだけ口出しせず、

選択を本人に委ねることがあります。

それなのに、

「この選択で本当に大丈夫だったのか」

「もしうまくいかなかったら、どうなるんだろう」


あとになって、

どこか落ち着かない感覚が残ることがあります。

この記事では、

子どもに選択を任せたつもりでも、

なぜ落ち着かない気持ちが残るのか、その理由を見ていきます。


「自己責任」で納得しようとしたときに起きていること

子どもに選択を任せるとき、

親としては、「自己責任」という言葉で

いったん納得しようとすることがあります。

「決めたのは本人なんだから、結果は自己責任」

「成績が下がっても、それは本人の選択」

一見すると、選択も責任も、

子どもに渡せているように思えます。

「自己責任」という言葉が、実は整理していないもの

「自己責任」という言葉が示している内容は、

実際にはとても曖昧なままです。

「責任を子どもに任せる」と言うとき、

どこまでを本人に委ねるつもりなのか。

成績が下がったとき、

親はどこまで関わらないつもりなのか。

進路が狭まったとき、

その後の立て直しまで含めて、

本当に「本人だけの問題」として扱うつもりなのか。

この線引きが曖昧なままだと、

選択を任せたあとになって、

親の中で、自分の立ち位置が定まらないまま、

どこか落ち着かない感覚が残ることがあります。


親の立ち位置を整理する
親の役割と、子供の責任の境界線

親の立ち位置を整理するためには、

「親の役割と、子供の責任の境界線を引く」

ことです。

どういうことかというと。

子どもの選択の「あと」に起きることについて、

親がどこまで関わるつもりなのか、

その立ち位置を決めておくことです。

選択の結果がどうなったとしても、

まずは本人が、

自分の経験として受け止めるところまでが、

子どもの責任の領域です。

親の役割は、

必要になったときに、

選び直しを支える立場に回ること。

このように、

子どもと親、それぞれの役割を分けて考えること。

それが、親の役割と、子供の責任の境界線を引くという考え方です。



まとめ

「子どもの気持ちを尊重したい」

「子どもに判断を委ねたい」

あとから気持ちが揺れてしまいそうになっても、

迷ったときに立ち返れる軸があるだけで、

選択のあとに生まれる気持ちは、

少し扱いやすくなります。

「親の役割と、子供の責任の境界線を引く」という考え方が、

気持ちを整理する一つの手がかりになればと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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夏目みのり
夏目みのり
こんにちは、夏目みのりです。 『slow glow ~ゆるやかに、自分らしく~』では、 感情や思考の動きを整理し、 「なぜそう感じるのか」を構造で言葉にしています。 無理に気持ちを変えなくても、 理解できるだけで楽になることがあります。このブログが、少し立ち止まって考え直すきっかけになれば嬉しいです。
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