仕事で判断に迷う理由、 判断が遅く見える人に起きていること

仕事の場面で、

「判断が遅い」

「どうしても迷ってしまう」

そんな自覚を持つ人は少なくありません。

一方で、周囲には判断が早く、

状況に合わせてどんどん動ける人がいます。

その差を見て、

「自分は判断力が低いのでは」

「仕事に向いていないのでは」

と感じることもあるかもしれません。

判断が遅く見える理由を整理する

判断が遅く見える理由を考えるとき、

それぞれの考え方の違いに注目すると、

状況が整理しやすくなります。

正解を選ぼうとする考え方

判断が遅いと感じている人の多くは、

その場その場で「どれが正しいか」を

選ぼうとする傾向があります

この考え方が強くなると、

頭の中では次のような問いが続きます。

• 今これをやっていいのか
• 優先順位は合っているか
• 早さと丁寧さ、どちらを取るべきか
• 周りからどう見えるか

正解を探す思考が続き、

動く前に立ち止まりやすくなります。

流れを止めず、回そうとする考え方

判断が早いと感じる人の多くは、

流れを止めないことを優先する傾向があります。

流れを止めないこと自体が、

一つの基準になっているため、

あらかじめ決まった流れの中で判断することが多く、

その分、判断の回数も少なくなります。

また、判断が必要な場面でも、

何を優先すべきかが整理されているため、

迷わず決めやすくなっています。

判断に迷いやすくなる環境と立場の構造

判断に迷いやすい人は、

毎回「どうするか」を自分で判断しにくい状況に、

置かれていることも少なくありません。

そのような環境では、行動の前に、

次のようなことを考える場面が増えていきます。

• 言っていいか
• 動いていいか
• 誤解されないか

こうした確認が重なることで、

結果として、

判断そのものが止まりやすくなります。

これは能力の問題ではなく、

判断を減らすための流れや基準を、

作りにくい状況にあるということです。

まとめ

仕事では判断に迷うのに、

家庭では比較的迷わず判断できると感じている人も、

少なくないのではないでしょうか。

実際、家庭では毎日、

多くの判断を自然にこなしています。

• 段取りを組む。
• 時間を調整する。
• 状況に合わせて、その場でやり方を変える。

家庭では、

「自分の判断で回していい」という前提があり、

流れを止めることなく、

回す判断ができているからです。

もし自分を

「判断が遅い人だ」と感じているなら、

いま、自分は流れに乗れているかどうかを、

一度振り返ってみてください。

それだけで、迷いは少し軽くなるはずです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

夏目みのり

こんにちは、夏目みのりです。 『slow glow ～ゆるやかに、自分らしく～』では、 感情や思考の動きを整理し、 「なぜそう感じるのか」を構造で言葉にしています。 無理に気持ちを変えなくても、 理解できるだけで楽になることがあります。このブログが、少し立ち止まって考え直すきっかけになれば嬉しいです。