自信のない人が、根拠のない自信を持つ方法

何かのきっかけで、「もっと自信を持ちたい!」と思うことがあると思います。
それは日常の些細な出来事や、仕事での出来事など、理由はさまざまだと思います。
ところで、“上手くいっている人は根拠のない自信を持っている”というような言葉を聞いたことはありませんか?
根拠のない自信を持つには、自信がないことを棚に上げて「私は、根拠のない自信を持っている!」と自分に思い込ませたらいいのか?
自信がないのに、「自分はできる!」と思い込ませても、現実とのギャップに、どこか虚しくなるような…。
ですが、“自信のない人でも根拠のない自信を育てることができる”としたら、ちょっと嬉しくなってきませんか?
根拠のない自信について知っていただけると、今まで感じていた根拠のない自信を持つことへのイメージがきっと変わるはずです。
それでは今日は、『自信のない人が、根拠のない自信を持つ方法』について解説していきます。
1. “根拠のない自信”と、”根拠のある自信”の違い
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まずは根拠のない自信と、根拠のある自信の違いを確認しましょう。
- 根拠のない自信:結果や過去の実績に関わらず、前向きに、感覚的に、自分を信じる力です。新しい挑戦を促し、行動力を高めるための原動力となります。一方で、実際の能力や状況と自信とのギャップが大きくなると、失敗時のダメージが大きく、挫折しやすくなります。
- 根拠のある自信:自分の経験、スキル、成果に基づくもので、確固たる信頼感をもたらします。安定した成果を出し続けるための土台となります。一方で、実績や経験がないことに対しては、慎重になりすぎて行動をためらうことがあります。
実は、この二つのバランスがとても大事なんです。
根拠のない自信と根拠のある自信は、どちらも一長一短があります。それぞれの良い点をバランスよく取り入られたときに強固な自信が生まれます。

まずは二つの違いを頭にいれておくといいよ。

どちらも大切な要素なのね。
2.なぜ自信を持ちたいのかを考える

自信を育てるうえで、自信を持ちたい理由を考えることはとても大切です。
自信を持ちたい理由を考え、自分が何を達成したいのか、どのような状況で自信が必要なのかをはっきりさせることで、行動しやすくなります。
理由を考えることの効果
- モチベーションが高まる:自信を持つための行動や努力に対するモチベーションが高まります。
- 自己理解が深まる:自己理解が深まると、自分に合った方法で自信を育てることができます。
- 自信の持続に繋がる:理由が明確であることで、自信を持った後もその自信を維持しやすくなります。

どんな場面で自信がなくなるのか、なぜそう思うのかを紙に書きだして考えることがおすすめだよ。
そして、どうなりたいかも考えるといいよ。

頭の中だけで考えるより、紙に書きだして考えるといいのね。
3. “根拠のない自信”と、”根拠のある自信”を育てるプロセス

“根拠のない自信”を持つには先に”根拠のある自信”をつけることが大切です。
“根拠のある自信”は、心の土台となるところなので、まずは土台をしっかりと作ることが大切です。そして、その上に”根拠のない自信”を育てることができます。
根拠のある自信のつけ方
根拠のある自信を持つには、頭の中で考えてばかりせず、とにかく目標に向かって行動することです。
設定した目標を、今の自分が確実に達成できる小さなタスクにしてから実行することが重要です。
また、仕事などで必要なスキルを得るために努力することも大切です。

努力することに対して自信が持てないわ…。自分が嫌になってくるよ…。

努力できなくても、自分を責めなくていいよ。
完璧を目指したり、いきなり大きく頑張ろうとせずに、
少しずつ、今の自分よりも成長するための行動をしてみるといいよ。
- 自分や他人に良い影響を与える小さな行動を毎日積み重ねる:「毎日10分の掃除をする」「気持ちのよい挨拶をする」
- 日々、少しでも前進する行動を継続する:「毎日10分読書をする」「興味のあることについて勉強する」「新しいことに挑戦する」
- 毎日、少しずつでも良い行動を習慣化する:「ポジティブな日記をつける」「時間に余裕を持つ」
- 自己成長や他者貢献につながる行動を日々繰り返す:「知識や情報を共有する」「募金をする」
完璧に頑張ろうとせず、まずは小さなことを一つでもいいので、自分で決めた目標を少しずつ習慣にして続けましょう。
根拠のある自信は、日々の小さな成功体験から積み重ねられます。
この小さな成功が繰り返されることで、「自分はこれもできるかもしれない」という感覚が芽生え、根拠のない自信を育てる土壌ができます。
根拠のない自信のつけ方
根拠のない自信を持つには「できた!」という成功体験をたくさん積むことです。
「できた!」という成功体験が積み重なると、「やればできる!」という根拠のない自信が生まれてきます。
“根拠のない自信”は”根拠のある自信”の先にあるということです。
小さなことでもコツコツと続けるのは、簡単なようで難しいことです。
思うように進まなくても、自信を持つことをあきらめずに、前向きな気持ちで行動を続けましょう。
まとめ
日常で、自分に自信がないと感じると、無意識に自分を責めてしまいますが、前向きに目標に向かって行動することで自信が育っていきます。
少しずつ行動を起こすことが自己肯定感を高め、自信を育てるために不可欠です。
無理せず小さな成功体験を積み重ねることで、自分を肯定できるようになり、次第に大きな挑戦にも自信を持って取り組めるようになります。
焦らず、自分のペースで進むことで“根拠のある自信”が育ち、その先に”根拠のない自信”が育っていくでしょう。