子どもが言うことを聞かなくなる理由|怒らない子育てに必要なのは判断基準
怒ってばかりの子育てを変えたい。
今度こそ心を入れ替えよう思って、頑張ってみても、
子どもに優しく説明するだけでは
なかなか言うことを聞いてくれないことがあります。
その結果、
我慢の限界で声を荒げてしまう。
そんなとき、
感情をうまくコントロールできない自分を、
責めてしまうこともあります。
怒ってしつける関わり方から、
いきなり怒らない関わり方に切り替えようとすると、
途中でつまずきやすい理由があります。
この記事では、
怒らない子育てに切り替えようとしたときに、
子どもが言うことを聞かなくなる背景と、
家庭の中の判断基準が
どう影響しているのかを整理していきます。
怒らないと子どもが言うことを聞かなくなる理由
怒らない子育てを取り入れようとするとき、
- 穏やかに説明する
- イライラしない
- 声を荒げない
そんな態度をはじめに意識する人は多いかもしれません。
もちろん、それも大切な姿勢です。
ただ、子どもの側から見ると、
親が穏やかに説明している場面は、
「今日は大丈夫な日」というような、
行動が許されるサインとして受け取られることがあります。
これまで怒られることが多かった子ほど、
その傾向は強くなりやすく、
切り替えは進みにくくなります。
親の反応が怒っているかどうかで、
やってはいけないことを判断する習慣ができているからです。
その状態で急に怒られなくなると、
子どもは何を基準に動けばいいのか分からなくなり、
戸惑いが大きくなりやすいのです。
さらに、
感情に左右された関わり方が続いていると、
家庭の中の判断基準は日によって揺れやすくなります。
家庭のルールが曖昧なときに起きていること
判断の基準がはっきりしないまま日々を過ごしていると、
家庭の中では、次のようなことが起きやすくなります。
基準がその都度変わる状態が続くと、
子どもは次第に、
- 「どう言えば許してもらえるか」
- 「今日は通りそうか」
という方向で考えるようになります。
交渉すれば変わる。
親の様子次第で結果が変わる。
そう学習していくからです。
一方で親も、
毎回その場で考え直すことになり、
- 「今日は特別にいいか」
- 「ここで断るとかわいそうか」
と判断を抱え込み続けることになります。
すると、親は疲れ、迷いが増え、
ますます基準が揺れやすくなります。
こうして、
子どもは交渉に頼るようになり、
親は判断が重くなる。
この循環が、
家庭の中のルールを
さらに曖昧にしていくことがあり、
怒る場面を増やしていくことがあるのです。
怒らない子育てに必要なのは、
家庭のルールと判断基準
怒らない子育てに必要になるのは、
感情や状況に左右されすぎない判断の軸です。
- 家の中で決まっていること
- 危ないことの線引き
家庭で共有しているルールを、
子どもが落ち着いているときに
子供と話し合い、
言葉にして伝えておくことが大切です。
その場その場の感情で判断するのではなく、
「決まっていること」に戻せる状態をつくる。
そうすることで、
子どもは親の反応を探らなくても、
自分で行動を選びやすくなります。
親にとっても、
毎回迷いながら判断する負担が減り、
関わりが安定しやすくなります。
判断の基準を整えることは、
怒らない関わりを支えるための土台なのです。
おわりに
怒らない子育てに切り替えようとするとき、
大切なのは、子どもが判断できる
基準を整えることです。
迷うことや、
思ったようにいかないこともあると思います。
そんなとき、
どこを整え直せばよさそうか。
そこに目を向けるだけでも、
子どもとの関わり方は少しずつ変わっていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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この記事が少しでも、親子のかかわりを考えるきっかけになれば嬉しいです。

