子どもに口出ししてしまうとき|子どもとの関わり方を見直す3つの視点
子どものことが気になると、
つい口を出してしまうことがあります。
「もう少しこうしたほうがいいのではないか」
「このままで大丈夫なのだろうか」
子どものためを思っているからこそ、
気になることが増え、
何度も同じことを言ってしまうこともあります。
だからといって、
何も言わず、すべてを子どもに任せればいい、
というわけでもありません。
親が子どもに関わるときには、
子どもへの心配だけでなく、
さまざまなものが混ざっています。
この記事では、
子どもに口を出したくなるときに、
親の中で混ざりやすいものを、
「区別する」という視点から整理しながら、
子どもとの関わり方について考えていきます。
子どもに口出ししてしまう背景にある「親の期待」
子どもの評価と、
親自身の評価を分けて考える
子どもができることが増えたり、
得意なことや、
伸びそうなところが見えてきたりすると、
親としてもうれしく感じるものです。
「この力を伸ばしてあげたい」
「もっとできるようになってほしい」
と、期待することもあります。
こうした思いから、
子どもに力を入れて関わるほど、
その結果や評価も気になるようになります。
思うようにいけばうれしくなり、
うまくいかなければ、
子どもを思う方向へ動かそうとするなど、
子どもへの期待に、
親自身の気持ちや評価が
重なっていくことがあります。
親の経験が、子どもの正解とは限らない

親の人生と、
子どもの人生を切り分けて考える。
親には、
これまで生きてきた中で、
うまくいったことや、
後悔していることがあります。
その経験があるからこそ、
「こうしたほうがいい」
「同じ失敗をしてほしくない」
と思うこともあります。
けれど、
親が自分の経験から
「こちらのほうがいい」と思っていても、
それがそのまま、
子どもにとっての正解になるとは限りません。
あとになって、
親自身の考え方が変わることもあります。
親の経験は、
子どもに渡せる一つの材料であって、
何を大切にして生きていくのかは、
最終的には子ども自身が決めていくことです。
「親の人生と、
子どもの人生を切り分ける」
その視点を持つことで、
親の正解をそのまま
子どもに当てはめるのではなく、
子ども自身が考え、選ぶ余地も
残しやすくなります。
子どもへの口出しが増えるときに見直したいこと
「子どもを支えること」と
「思う方向へ動かすこと」を区別して考える。
子どもに口を出すことが悪く、
何も言わずに任せることが
よいというわけではありません。
大切なのは、
自分が何を目的にして
子どもと関わっているか
を見ることです。
期待や心配が強くなると、
子どもを思う方向へ動かすことが
目的になりやすくなります。
そこには、
子どもへの気持ちだけでなく、
親自身の不安や都合が
混ざってしまうこともあります。
一方で、
「子どもを支える」という目的を
意識すると、
一方的に親の考えを伝えるのではなく、
まず子どもの考えを受け止め、
そのうえで親の考えも伝えるという、
やり取りがしやすくなります。
子どもとの関わりに迷ったときには、
「支えようとしているのか」
「思う方向へ動かそうとしているのか」
を分けて考えてみることが、
関わり方を見直す一つの視点になります。

