他人の言動に振り回されて、人間関係がつらくなる理由
人と関わっていると、
考え方の違いに驚いたり、
戸惑ったりすることがあります。
「なんだか合わないな」
「その考え方は、ちょっとしんどいな」
こんなとき、私たちは無意識に、
相手の言動を「いい・悪い」「正しい・間違い」で
心の中で評価し始めています。
この記事では、
他人の言動に振り回されて、
人間関係で疲れてしまうときに、
心の中で何が起きているのかを整理していきます
他人の言動に振り回されてしまうとき、心の中で起きていること
相手に対しての評価を始めてしまうと、
相手の言動から心が離れにくくなります。
このとき、
意識はいつのまにか「相手」になっています。
- 相手はどういうつもりだったのか
- 相手の考えは正しいのか
その場では普通に話していても、
だんだんと嫌な気持ちがつのっていくのは、
相手を主語にした判断を、
頭の中で続けていたからかもしれません。
これが、
「他人の言動に振り回されている」状態です。
他人の言動に振り回されないための「線引き」という考え方
こうして振り回されているとき、
役に立つのが
「線を引く」という考え方です。
ここで言う線引きは、
距離を取ることでも、
冷たくすることでもありません。
- 分かってもらおうとしない
- 正しさで向き合わない
- 相手の価値観を、自分の中で処理し続けない
ただ、「この人は、そういう価値観の人なんだ」と、
自分の中で位置づけることです。
線を引くと、心の中で起きる変化
相手の価値観を自分の基準に持ち込まないよう線を引くと、
心の中の評価が、少しずつ静まっていきます。
- 評価しなくていい
- 答えを出さなくていい
- 分かり合わなくてもいい
そう思えたとき、
外に向いていた意識が、
自然と自分に戻ってきます。
すると、
私は嫌だったんだな。
私とは、合わない考え方だな。
というふうに、
心の中の意識が「相手」から「自分」に戻ります。
そうすると、
自分の中にある価値観を、
よりはっきりと、
実感として感じられるようになるのです。
線を引くことで、人との関わり方に起きる変化
線を引いて、
心が少し落ち着いた状態に戻ると、
人との関わり方にも変化が表れます。
近所や職場のように、
ある程度付き合いが必要な関係でも、
- 違和感があっても、必要以上に構えない
- 変にぎこちなくならない
- 心が荒れにくい
すると、
話すときの雰囲気が変わります。
無理に合わせない。
かといって、距離を取りすぎない。
その落ち着いた状態そのものが、
自分を守り、
結果として人間関係をスムーズにしていきます。
おわりに|分かり合おうとしすぎないという選択
人間関係がつらくなるのは、
分かり合えないことそのものよりも、
分かり合おうとしすぎるときなのかもしれません。
相手の考えを理解しようとし、
正しさを探し、
自分の中で答えを出そうとする。
その過程で、
無意識に自分の感覚が
後回しになってしまうことがあります。
線を引くというのは、
その流れにそのまま乗り続けないことです。
相手を評価せず、
相手を変えようとせず、
ただ「そういう価値観の人なんだ」と位置づける。
その心の余白を持てたとき、
自分の価値観を実感として感じやすくなり、
人間関係も、少し楽になるはずです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
この記事が、
日々の人付き合いを少し楽にする
ヒントになればうれしいです。

