会話で気を遣いすぎてしまうのはなぜ?やさしさがズレてしまう理由
会話の中で、ふとした流れから、
相手を過剰にフォローしてしまうことがあります。
相手に嫌な思いをさせたくない。
そう思って言葉を選んでいるのに、
会話のあとで、少し引っかかることがあります。
「あの言い方でよかったのか」
「余計なことを言ってしまったのではないか」
その場は整えたつもりでも、
どこかしっくりこない感覚が残ることがあります。
この記事では、
相手の気持ちを考えすぎることで起きる会話のズレや、
やさしさがうまく伝わらなくなる理由について考えます。
相手の気持ちを考えすぎると起きるズレ
会話の中で、相手の気持ちを
想像することは自然なことです。
- 恥ずかしい思いをしていないか
- 気まずくなっていないか
- 傷ついていないか
こうしたことを考えるからこそ、
相手に配慮した言葉を選ぼうとします。
たとえば、
相手が何かを言い間違えたとき、
気まずくさせてしまうかもしれないと感じると、
自分に非があるわけではなくても、
謝ってしまうことがあります。
こうして、
想像した相手の気持ちに合わせて言葉を選ぶと、
- 必要以上に謝る
- 自分の非として引き受ける
- 場を整えようとする
といった対応になりやすくなります。
こうした反応は、とっさに起きることが多く、
その場で深く考えているわけではありません。
一見すると丁寧で、やさしい対応ですが、
「想像した相手の気持ち」に向かって言葉を選んでいると、
事実との間に差が出てきます。
それは相手にとって、
配慮として伝わらないこともあります。
気を遣いすぎると空気が重くなる理由
もともとは、軽く流せる場面だったとしても、
調整された言葉が加わることで、
その出来事に意味が足されていきます。
すると、配慮された側には、
- そんなに大きなことだったのかと感じる
- どう反応すればいいのか迷う
- 少しだけ気まずさが残る
といった感情が生まれます。
無理に整えようとしたことで、
かえって空気に緊張が生まれてしまいます。
そうした配慮や調整は、
思っている以上にエネルギーを使う行為です。
会話のあとに、
少ししんどさが残ることがあるのは、
そのためかもしれません。
おわりに|無理に整えようとしないということ
やさしくしたいという気持ちは、
とても自然なものです。
ただ、相手を思うあまり、
その場のことを少しゆがめて
調整してしまうことがあります。
その結果、
丁寧に関わっているつもりでも、
どこかズレたやり取りに
なってしまうことがあります。
無理に整えようとせず、
起きていることを、そのまま受け取る。
事実をゆがめてまで整えようとしない。
そうした関わりのほうが、
無理なく流れていくことがあります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

