人間関係で下手に出てしまう人が対等な関係に近づくには
人間関係の中で、
相手に気を遣いすぎたり、
必要以上に謝ってしまったり、
その場を丸くおさめようとして、
つい下手に出てしまうことがあります。
そのような関わりの中で、
少し雑に扱われたと感じる場面では、
「失礼な態度をとられた」
「なめられたくない」
そんな思いから、
もっと対等に関わりたいという気持ちが
強くなることもあります。
ただ、
下手に出てしまう位置に慣れてしまうと、
対等な位置で人と関わることが
難しく感じられることがあります。
その中で、
我慢し続けてしまう人もいれば、
限界が来たときに強く反応してしまう人もいます。
この記事では、
下手に出てしまう人が人間関係の中で
どのような位置を取りやすいのか。
そして、
対等な関係に近づいていくための
考え方について整理していきます。
下手に出ることと、気持ちよく関わることは少し違います

人と丁寧に接するとき、
その理由や、
自分がどのような位置から
関わろうとしているのかによって、
相手に与える印象は変わることがあります。
下手に出ることと、
気持ちよく関わることには、
似ている部分があります。
そのため、
自分が下手に出ているのか、
それとも気持ちよく関わろうとしているのか、
分かりにくいことがあります。
ですが、
この二つは似ているようで少し違います。
たとえば、
丁寧に接すること。
相手を気遣うこと。
感謝を伝えること。
こうした行動は、
似ている部分です。
それは人と関わるうえで大切な部分です。
ですから、
丁寧に接すること自体が
悪いわけではありません。
違いは、
どういう理由で丁寧に関わりたいのか、
自分がどの位置から
人と関わろうとしているのかという部分です。
下手に出ているときは、
嫌われたくない。
関係を壊したくない。
怒らせたくない。
そうした不安が理由になっていることがあります。
その結果、
自分を抑えて下の位置から、
人と関わってしまうのです。
一方で、
人と気持ちよく関わろうとしているときは、
相手だけではなく、
自分も大切にしながら関わっています。
そのため、
必要以上に自分を抑えることなく、
対等な位置から人と関わることができます。
この違いによって、
相手に与える印象や、
人間関係の作られ方が変わることがあるのです。
対等になろうとするほど難しくなることがあります
対等に関わりたいと思っても、
対等を意識するほど、
力が入りやすくなり、
不自然な状態になってしまうことがあります。
対等でありたいと思うと、
「もう下手に出るのはやめたい」
「もっと自己主張しないといけない」
「いい人をやめないといけない」
と思うことがあります。
ですが、
急に対等を意識しすぎると、
かえって人との関わりが
ぎこちなくなってしまうことがあります。
というのも、
今まで下手に出る位置から
関係が作られている場合、
急に関わり方を変えると、
相手も戸惑うことがあるからです。
また、
対等な関わり方に慣れていないため、
どこまで自分を出せばいいのか、
どのように伝えればいいのか、
加減が分からなくなってしまうこともあります。
対等になることは大切です。
ですが、
対等な関係は、
対等になろうとするほど力が入り、
かえって遠回りになってしまうこともあるのです。
人とのずれを許容すると対等に近づきやすくなります
「そういうこともあるよね」
と思える場面を増やすことが、
対等な関係につながっていきます。
下手に出てしまう人は、
人との関わりに不安を感じていることがあります。
嫌われたくない。
怒らせたくない。
関係を壊したくない。
そうした気持ちがあるため、
相手の顔色や反応が気になりやすくなり、
必要以上に遠慮したり、
自分を抑えたりする様子が
相手に伝わることがあり、
人間関係の中で下の位置に
入りやすくなることがあります。
そんなときに大切なのは、
人とのずれを少しずつ許容していくことです。
たとえば、
少し冷たいなと感じる。
失礼だなと感じる。
もしかして怒っているのかなと思う。
そんなときでも、
タイミングが悪かったのかもしれない。
余裕がなかったのかもしれない。
そういうこともあるよね。
と考えられる場面を増やしていくのです。
人を大切にしたい気持ちがあるのであれば、
多少のずれまで気にしすぎる必要はありません。
そうして人とのずれを許容できるようになると、
今度は自分の言葉や態度も、
必要以上に気にならなくなっていきます。
少し言葉が足りなかったかもしれない。
少し誤解されたかもしれない。
そんなときも、
「今回は少しずれたかもしれないな」
「次はもう少し違う伝え方をしてみよう」
そのくらいに受け止められるようになっていきます。
こうして少しずつ、
対等な関係に近づいていくのだと思います。
ここまでお読みいただき
ありがとうございます。

