「いい人」に疲れたら|変わるのが難しい理由と変え方
「いい人でいることに疲れた」
「自分を変えたい」
そう感じていても、
長く続けてきた関わり方を変えることは、
思っているほど簡単ではありません。
断れなかったり、
相手の顔色を気にしすぎたり、
本当は嫌なのに引き受けてしまったり。
自分でも、
「ここまで気を使わなくてもいいのに」
と分かってはいても、
これまで「いい人」でいようとしてきた人が、
変わることが難しいのには理由があります。
この記事では、
「いい人」でいようとすることで、
人との関わり方がどのように作られていくのか、
そして、
なぜその関わり方を変えることが
難しいのかを整理しながら、
関わり方をどのように変えていくかを
考えていきます。
「いい人」でいようとすると、我慢が増えていく

「いい人」でいようとしていても、相手からは、
「頼みやすい人」
「強く言っても受け入れてくれる人」
として捉えられることがあります。
いい人でいようとするとき、
相手を嫌な気持ちにさせたくない気持ちや、
波風を立てないようにしたい気持ちから、
本人としては、
「配慮できる人」
「優しい人」
「気の利く人」
として関わっているつもりでも、
その行動を受け取る側から見ると、
「頼みやすい人」
「断らない人」
「多少強く言っても受け入れてくれる人」
という見え方になることもあります。
自分では「いい人」であろうとしているのに、
相手からは「都合のいい人」になってしまう。
この認識のズレに、
いい人でいることが苦しくなる理由の
ひとつがあります。
気を使っているのに大切にされない。
我慢しているのに、
それが当たり前になっていく。
そして自分でも、
人に気を使いすぎていることに気づいている。
その積み重ねが、
「いい人でいることに疲れた」
という感覚につながりやすくなります。
「いい人」を変えるのが難しいのには理由がある
「いい人」を変えることは、
自分の考え方だけでなく、
人との関係を変えることにもつながります。
長く使ってきた関わり方には、
その人なりの理由があり、
それまで自分を守ってきた部分もあります。
また、
「いい人を変える」ということは、
自分の考えを変えるだけではなく、
すでにできている人との関係も
少しずつ変えていくことになります。
そのため、関係を変えていく中では、
戸惑いや摩擦が生まれることもあります。
人との摩擦を避けるために
「いい人」でいようとしてきた人にとって、
変わろうとすること自体が、
これまで避けてきたことにつながってしまう。
ここに、「いい人」を変えることの難しさがあります。
「いい人」を変えるときは、少しずつ関わり方を変えていく
長く続けてきた関わり方は、
一度に大きく変えようとせず、
少しずつ変えていくことが大切です。
「いい人」をやめたくても、
なかなか変えられないと感じるとき、
「難しいから変われない」と考えるのではなく、
難しいからこそ、
少しずつ変え続けることを意識していきます。
急に何でも断ったり、
強く言い返したりして、
大きく変えようとするよりも、
まずは、
「自分はどうしたいのか」
「ここまではできる」
「これは引き受けない」
「これは自分が出なくてもいい」
といったことを一つずつ決めながら、
自分と相手との間に
少しずつ線を作っていきます。
そして、
思うようにできなかったり、
相手の反応が気になって、
以前の関わり方に戻ってしまったりすることもあります。
長く続けてきた関わり方だからこそ、
変化には時間がかかります。
それでも、
少しずつ線を引く経験を重ねていくことで、
自分の関わり方も、
周囲との関係も変わっていきます。
「いい人」をやめることを目指すのではなく、
自分がどう関わりたいのかを考え、
その関わり方を少しずつ選べるようになる。
その積み重ねが、
我慢することで人との関係を保つ形から、
離れていくことにつながります。

